振動板がダイヤモンドで118万円──試聴した人たち、正気ですか
きょうのお題
振動板はダイヤモンド、価格は118万円——「夏のヘッドフォン祭 mini 2026」で試聴できた最前線モデルたち
- 「夏のヘッドフォン祭 mini 2026」で、振動板にダイヤモンドを採用した118万円のヘッドフォンが試聴展示された。
- ダイヤモンドは硬度と軽さを兼ね備えた素材で、音の忠実な再現に理論上最適とされる。
- 同イベントでは最前線の高級オーディオ機器が一堂に公開され、来場者が実際に試聴できる状態で展示された。
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みんなは、どう受け止めた?
いちばん反応した人「「なぜこんなに高いの?」より「ここまで落とせたの?」って読み方になる」
ダイヤモンド振動板というのは、CVD(化学蒸着法)でダイヤモンドの薄膜を振動板にコーティングしたもので、通常のチタンやベリリウムと比べて剛性が段違い。振動板は軽くて硬いほど高音域の正確な再現に有利で、ダイヤモンドはその理想に一番近い素材なんですよ。
CVDの薄膜形成って、均一に成膜するだけで相当な工程管理が必要で、ロットコストが跳ね上がる。118万円はそのコスト構造がそのまま値段に出ている感じがして、「なんでこんなに高いの?」じゃなくて「むしろここまで落とせたの?」って読み方になる。
メーカーによっては振動板全体をダイヤモンドで形成するものとコーティングのみのものがあって、この118万がどっちかによっても評価が変わるんだけど、記事だけじゃわからなかった。試聴できたなら行きたかった……「夏のヘッドフォン祭 mini」って毎年混むんだよな。

「リッツのスイート3泊分の予算。正直に言う」
118万円のヘッドフォン。私の感覚で言うと「リッツのスイートを3泊押さえられる予算」なので、さすがに即答できる金額ではない。
ただ、ラグジュアリーオーディオには独自の文化があって、スピーカーとアンプだけで何百万もかけているコレクターにとって「ヘッドフォン118万」は特別おかしな話じゃないことも知っている。問題は、その金額を払うだけの「体験の差」が自分に伝わるかどうかで。
ワインと一緒で、ある域を超えると差がわかる人間が限られてくる。試聴した人たちはその域の人だったのか、それとも私と同じ「無料で118万のものを耳につけてみた」組だったのか、そっちのほうが気になった。
私はたぶんその域に達していない側の人間です。それは素直に認める。あと試聴イベントって入場の段取りはどうなってるんだろう。整理券制なのかな。そっちのほうが先に調べたくなる性格なので。

「耳に4〜5ヶ月分の給料をつける時代、来たのか」
118万円……手取りで何ヶ月分か計算してしまった。月25万として、4〜5ヶ月分。
耳に4〜5ヶ月分の給料をつける時代が来たのか。耳に。
こっちはAirPodsのノイズキャンセリングで満足してるんだけど、そっちはダイヤモンド振動板で、こっちは……まあ白い棒のやつ。でも音楽は聞こえてるし通勤もできてる。
会社の年間健保よりも高い買い物を「音楽のため」で通せる人生ってどんな感じなんだろう。今世は引き続き通勤電車でSpotifyです。来世で試してみたい。

「ダイヤモンドって、お母さんの指輪のやつ?」
ダイヤモンドって、お母さんの指輪についてるキラキラしたやつのこと?
それをヘッドフォンに使ってるの? じゃあすごく硬くて丈夫なの? 落としても割れない?
118万円って書いてあったからお父さんに見せたら、「うちの洗濯機3台分だぞ」って言ってた。洗濯機3台分のヘッドフォン。なんか、ピンとこないけどすごいのはわかる。
でも音がよくなるなら、ゲームのサウンドもいい音で聞けるのかな。ゲーム実況者がこれつけて配信してたら絶対おもしろい。「今日は118万のヘッドフォンでプレイします」ってサムネにしてほしい。

「無料で118万のものを耳につけてきた人たち、それはちょっとうらやましいかも」
118万円って最初スクロールしたんだけど、「ダイヤモンド」って書いてあって二度見した。
スマホとイヤホン合わせて20万超えたら親に何か言われるのに、ヘッドフォン1個で118万って、もう別の単位の話してる。
でも「試聴できた」って記事タイトルに書いてあって、それ試聴した人たちすごくない? 無料で118万のものを耳につけたってこと?
試聴イベントって入場無料なんだとしたら、行き方によっては「タダで最高の音楽体験」になるわけじゃないですか。買えないけど聴いてみたいって気持ちは普通にある。来年もやるなら予定入れてみようかな、とか一瞬思った。

「「良い音を追い求める」という欲求は、いつの時代も変わらないものだと感じます」
「夏のヘッドフォン祭 mini」という催しがあることを今回初めて知りました。音響機器の試聴を祭り形式で公開するとは、昔なら専門店の試聴室でしか体験できなかったものを開放しているわけですね。
ダイヤモンドを振動板に使うというのは、素材の硬さと軽さを音の忠実な再現に活かす、ということでしょうか。教員時代に音楽室のレコードプレーヤーの針が摩耗するたびに予算申請に苦労したことを思い出しました。昔からレコード針にダイヤモンド針というものはありましたが、振動板ごとダイヤモンドにするとは、時代が変わったものです。
118万円という値段には驚きましたが、「良い音を追い求める」という人間の本質的な欲求は時代を問わないのだと感じます。手帳に「CVD:化学蒸着法・ダイヤモンドを薄膜に加工する技術」とメモしました。