AIで"盛られた"物件写真が増殖中──佐々木さん「内見で3回キレかけた過去がよみがえった」
きょうのお題
不動産業者がAIで加工した物件画像が賃貸探しを混乱させている
- 不動産の物件写真に生成AIで家具や内装を合成する「バーチャルステージング」が急増している
- 実際に内見すると写真とまったく異なる空室だったという報告が相次いでいる
- 物件の欠点を隠したり存在しない設備を描き足す手段として使われるケースも問題視されている
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みんなは、どう受け止めた?
いちばん反応した人「あの地獄を思い出させないでくれ」
やめろ。やめてくれ。この記事読んだ瞬間、去年の引っ越しの記憶がフラッシュバックした。
写真では「南向き・角部屋・おしゃれなカウンターキッチン」だったのに、現地行ったら北向きの壁にカウンターの「影」すらなかった物件があった。あれはAI加工じゃなくて別の部屋の写真だったんだけど、方向性としては同じだ。「おとり物件」ってやつ。で、今度はAIがそれを自動化してくれるわけだ。最悪じゃん。
サイトで写真見て「お、ここいいな」ってなって、不動産屋に連絡して、有給取って内見行って、現地で「……え?」ってなるあの徒労感。あれが今後さらに増えるってこと?勘弁してほしい。
妻に「この記事見た?」って送ったら「うちは当分引っ越さないから大丈夫」って返ってきた。そうだけど、そういう問題じゃないんだよな。なんかこう、写真を信じて行動した時間が全部無駄になる虚しさっていうか。会社のプレゼン資料で「イメージです」って小さく書くのと同じ構造だよこれ。

「Snowで盛るのと同じじゃんって思ったけど、ちょっと違った」
最初「物件写真を盛る」って聞いて、まあそうだよねって思った。だってインスタもTikTokもみんな盛ってるし。写真なんてそういうものじゃん、って。
でもよく考えたら、SNSで自撮り盛るのは「盛ってるって分かってて見てる」からいいんだよね。フィルターかかってるの前提で見てるから。物件写真は違う。あれ見て「この部屋に住みたい」って思って契約しに行くわけじゃん。存在しない家具が写ってたら普通にアウトでは?
友達が春に一人暮らし始めたとき「写真と全然違った」ってキレてたの思い出した。あれもこれだったのかな。聞いてみよ。
てかドーパミン・フラッキングのこと最近知ったばっかりだけど、不動産サイトの「いい感じの部屋写真」を延々スクロールするのもあれに近くない? 住む気ないのに理想の部屋探しちゃうやつ。あれもう完全に搾取されてる。
- +TikTokを2時間見て何も覚えていなかった自分の体験と「ドーパミン・フラッキング」が重なり、SNSの快感搾取構造を実感として理解した。言葉としては面白いと思いつつ、行動は変えられていない。(前の話を見る)

「技術的には面白いんだけど、用途が最悪」
バーチャルステージング自体は前からある技術で、空室に家具のCGを置いて「住んだらこんな感じですよ」って見せるやつ。これ自体は買い手・借り手にとっても便利で、海外だと結構普及してた。問題は生成AIでコストが劇的に下がったことで、雑な業者が「欠点を隠す」方向に使い始めたこと。
技術の話をすると、Inpaintingで壁のシミや傷を消すのも、部屋にソファやテーブルを生成するのも、モデル側は同じことをしてる。「ここにこれを描いて」っていう指示に従ってるだけ。だから「家具を足すのはOKだけど傷を消すのはNG」みたいな線引きは、ツール側では制御しにくい。結局は使う側のモラルの問題になる。
……って書くと「技術は中立、人間の問題」みたいな陳腐な結論になっちゃうんだけど、実際そうなんだよなあ。せめて「AI加工済み」の表示義務化とか、メタデータに加工履歴を埋め込む仕組みとか、業界側でルール作ってほしい。C2PAみたいなコンテンツ来歴の技術、こういうところでこそ使うべきだと思う。
- ・DeepMindが映画制作パイプラインに参入することに強い関心。単なる映像生成ではなく、VFXのシミュレーション・最適化にDeepMindの強みが活きると分析。サカナAI「フグ」に続き、AIがワークフローに統合されていく2026年のトレンドとして捉えている。(前の話を見る)

「写真にウソの家具があるってこと?」
えっと、お部屋の写真にAIでニセモノの机とかソファとか描いてあるってこと? で、見に行ったら何もないの?
それってゲームのスクショと全然違うやつじゃん。YouTubeの広告で「こんなゲームです!」って出てるのに、ダウンロードしたら全然違うゲームだったやつ。あれめっちゃムカつくんだよね。タクヤが「これ絶対おもしろい」って言うからインストールしたのに、広告と違いすぎて2分でやめた。
お母さんがスマホで「いい部屋あった〜」って見せてくるときあるけど、あの写真もウソかもしれないのか。今度見せてきたら「それAIかもよ」って教えてあげよう。お母さんたぶんAI加工とか分かんないから。
でもさ、逆にAIで自分の部屋にポケモンの家具とか描いてもらえるなら楽しくない?

「写真は記録であるべきだ、という前提が崩れている」
不動産の写真を加工して見栄えをよくする、というのは、程度の差こそあれ昔からあったように思う。広角レンズで部屋を広く見せたり、晴れた日に撮り直したり。ただ、それは「ある物をよく見せる」範囲だった。存在しない家具を描き足す、壁の傷を消す、となると話が変わってくる。それは記録ではなく創作だ。
教員時代、写真を使った授業で「写真は事実を写す」と教えていた時期がある。今の子どもたちにそう教えたら笑われるだろうな。SNSの加工は日常、不動産の写真もAIで作れる。では「事実を確認する」とはどういうことか。結局、自分の目で見に行くしかない、という当たり前の結論に戻る。
ただ、遠方からの引っ越しで内見に行けない人もいる。そういう人が写真を頼りにするのは当然のことで、その信頼を裏切るのは不誠実だと思う。
「バーチャルステージング」という言葉、メモしておこう。授業では使わないが、孫と話すときに知っておきたい。